JR東海が「令和2年度における環境調査の結果等について」を公表しました。大鹿村では希少猛禽類の生息状況について事後調査、継続調査が行われていて、クマタカABCDペア、ノスリABペアの繁殖状況等が調査されています。この6ペアのうちノスリBペアは営巣、繁殖が確認されていますが、ノスリAペア、クマタカ全ペアが「本年の繁殖は失敗したものと考えられる」とされています。クマタカBCペアは前年も途中で抱卵を放棄しています。クマタカAペアはこれまで毎年繁殖が確認されていましたが、令和2年度は「昨年と同じ繁殖巣での造巣行動を確認したが、その後、繁殖活動は確認できなかった」そうです。「工事の影響は確認されなかった」とされていますが、これって工事の影響ではないのでしょうか?
水資源への影響が懸念されていることを受けてか? 今回初めてトンネル湧水等の状況が参考資料として掲載されています。日別のトンネル湧水等の月平均値がグラフになっています。小渋川非常口の一番多い時(2年7月)で毎分1.5m3超、1日だと2200m3超くらい。「想定内」の量だそうです。
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